吉野家 | ワールドサッカー狂喜乱舞

吉野家

十一日に一年ぶりに牛丼の販売をする吉野家ディー・アンド・シーはBSEによる変異型ヤコブ病の風評による影響を懸念している。大手牛肉チェーン店で唯一他国からの牛肉の輸入を行わず自店のブランドイメージを優先した吉野家。その精神はまさにドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ社の精神か。

1968年ブドウは記録的な大凶作だった。その年ロマネ・コンティ社は一切の赤ワインの樽詰めを行わなかった。経営が苦しくとも名声を汚す事はしたくなかったのである。経営的には最悪のオプションである。彼らがなぜそんな事ができたのか…自分たちを信じていたからである。自分たちが今まで培ってきたものに心から自信と誇りを持っていたからである。状況は違えど吉野家の方針にはロマネ・コンティ社のプライドが垣間見える。