ワールドサッカー狂喜乱舞 -28ページ目

君が代斉唱時の起立

 都教委は2003年10月、教職員は日の丸に向かって起立し、君が代を斉唱するよう通達した。教職員には校長から職務命令が出され、卒業式や入学式などでそれにしたがわない教職員は罰せられるという。軍国主義とは無縁の生活を送ってきた我々の世代にはこれは違和感を感じずにはいられないものである。

 東京都教育委員会は、今年3月に行われた都立高校や養護学校、公立小中学校の卒業式で、校長の職務命令に従わず、君が代斉唱時に起立しなかったとして教職員14人を減給、38人を戒告の懲戒処分とした。

 都教委によると、減給14人のうち4人は、昨春の卒業式、入学式に続く3回目の命令違反者らで、減給10分の1、6カ月。残る10人は2回目で減給10分の1、1カ月。戒告の38人は今回初めて起立しなかった。

 減給を受けてまで君が代の斉唱時の起立を拒む教員がいる。それは宗教上の理由なのか…それとも単なる教育委員会への反発か。いずれにせよ彼らにはお金よりも大切なものを貫いている。

異国出身の入学生

                                              

新学期を向かえ各地で入学式が行われている。自分の大学の入学式から早3年がたった。時が経つのは早いものである。年を重ねるごとにそう感じるようになってきた。

地元神奈川の神奈川大学では珍しい入学生がいるという。アフガン難民の久在土師(ヒサール・ハジ)フセインさん(33)が2日、横浜市西区で開かれた神奈川大学の入学式に臨んだ。NPO「難民支援協会」によると、日本でアフガン難民が大学に進学したのは初めてという。

 カブール生まれの久在さんは政治的、宗教的に迫害を受けてきた少数民族のハザラ人。現地の大学入学直後に内戦が激化し、タリバン政権に追われて95年に国外に出た。

 タイの国連難民高等弁務官事務所に難民認定され、97年に来日。申請から4年半後の01年に法務省から難民認定を受け、昨年、日本国籍を取得した。通訳として働きながら日本語学校に通い、大学合格を果たした。

 第二経済学部で貿易学を学ぶ。「他の難民と力を合わせ、アフガンの復興に役立ちたい」と言う。カブールの日本大使館で働くのが夢だ。

 同大教員の藤本俊明さん(国際人権法)は「平和を学ぶ『生き証人』である久在さんの入学は大学にも意義深い。難民は単に保護の対象でなく、対等に学びあう存在であることをみんなに知ってほしい」と語る。

 「アフガニスタンを出て10年。やっと新しい一歩を踏み出せた」と語った久在さん。アフガンの現状に日本での経験を役立ててほしいものである。

                                            afugan

朝鮮中央テレビの嘘

今日は4月1日、エイプリルフールである。1年で今日だけは嘘をついていいとされている日だ。その起源はその昔、ヨーロッパでは3月25日を新年とし、4月1日まで春の祭りを開催していたが、1564年にフランスのシャルル9世1月1日を新年とする暦を採用し、これに反発した人々が4月1日を「嘘の新年」として位置づけ、馬鹿騒ぎをするようになったのがエイプリルフールの始まりと言われている。

 欧米でもこの日だけは嘘をついてもいいということになっており、イギリスやフランスなどでは放送局や新聞が大嘘の報道を流したり、という日本では考えられないようなおふざけが行われる。過去にあった報道では「国連が財政不足解消のため月の土地を一般に販売する」とか、「市内の運河に鮭が押し寄せてきて手づかみで取れる」とか「欧州合同原子核研究機関(CERN)で新粒子発見」などといったのがあったそうだ。

 こんな報道はいくらエイプリルフールだからといって日本の放送局では流せない。お国柄の問題であるのだが、やはり欧米はユーモアがあってうらやましい。では最近何かと話題に上るあの国の放送局はどうなのだろうか。朝鮮中央テレビ、彼らが金正日総書記が死んだなどと嘘の報道を行ったら北朝鮮はどうなるか。想像するだけで面白く、そして恐ろしい。そんな一世一代の挑戦をするキャスター……chousen…いないな。   

 

一昔前の子供のなりたい職業 パイロット

子供の頃の夢で代表的なものといえば一昔前はパイロットだったらしい。自分が小学生の頃ではその座はサッカー選手や野球選手のものだった。今の小学生の夢はなんであろうか、堀江社長の活躍などでIT企業の社長が上位にくるのかも知れない。
 今となっては憧れの職業ではなくなってしまったかもしれないパイロットだが、空を飛びまわるというのは皆の憧れであろう。ドラマ「GOOD LUCK」が再放送されている。キムタクがいつもの調子でかっこよくパイロット(副操縦士)を演じるわけだが、そのパイロットについて少しふれてみたい。
 
 キムタクの様にエアラインパイロットになるには、「航空大学校」に入学するか、「自社養成パイロット採用試験」で採用されるかのいずれかになる。この「航空大学校」と「自社養成パイロット」の2つが現在、日本の航空会社でパイロットになるための道となっている。他の方法はほとんどない。以前は自衛隊からの割愛もあったが、この制度は好景気で、なおかつ上の二つの方法で募集してもまだパイロットが足りないときの対策として用いられたものであり、現在では無いと思っていたほうがよい。
 二つは「パイロットを育成する」という点ではまったく同じだが、若干の違いがある。まず航空大学校に通うには国公立大学に通うくらいのお金が必要になる。一方自社養成の場合には航空会社の社員になってからの訓練という形をとるため、訓練に自費は必要ない。その上、訓練中であっても航空会社社員としての給料を頂くことができる。
 これだけ聞くと「自社養成パイロットがいい」と思うかもしれないが、自社養成パイロット採用試験を受けるには4年制大学を卒業見込みの学歴と、パイロットになるための適性と学力、定年まで飛びつづける事ができる体が必要となる。航空会社の求める人物像と実際の受験者との差もあるようで、100人の受験生に対して採用者数が1人程度という状況になっている。このような厳しい試験を受けるチャンスは一生のうちに一度きり。一方航空大学校の倍率は8倍程度で、4年制大学で2年間勉強した程度の経験が必要になる。
 試験は一般教養や基礎学力を試すものもあるが、その難しさは「航空身体検査」と「飛行適性試験」にある。身体検査では、まさに頭のてっぺんからつま先まで、すべてを詳細に調べる。例えば目についての検査項目だけでも遠視力、近視力、中間視力、夜間視力、深視力など20項目以上にのぼり、しかも一般的な健康レベルではなく、航空業務に耐えうるだけのレベルがあることを、全身の各部で確認される。自分ではどうすることもできないこともあり、これが最大の難関だといえるようだ。
 
 自分の友人にも今春から航空大学校に通うという人がいるが、パイロットになりたいと思ってから激しい運動は控えるなど体の健康に十分に気をつけていた。健康であるという才能も必要になってくるのである。
 そういった厳しい関門を突破していった人がパイロットというステイタスを手に世界中を飛び回り、美人スチュワーデスを手に入れるのである。

ワールドカップへの試練

惜敗という言葉を使っていいだろう。昨日行われたワールドカップ最終予選第2試合対イラン戦は1-2での敗戦となった。田中誠、サントスの出場停止、また移動距離の問題として欧州組の方が調整しやすいということで今までの国内組中心の布陣から欧州組中心の布陣でのぞんだ今回のイラン戦。結果としては敗れたが内容としては互角だったように思える。特に中盤での攻防は日本に分があった。久しぶりの代表での試合だった中田英寿は右サイドの加持に何度もいいスルーパスを送るなど基点となっていたし、中村俊介のできも悪くなかったように思える。
 敗因としてはトップがボールをしっかりキープできなかったことがまずあげられる。高原、玉田の2トップはスピードは豊だがくさびとして受けたときにイランディフェンスの激しい当たりに対してボールを手放すことが多かった。鈴木がいれば前線でのタメができ中盤の選手がより前に飛び出せただろう。また日本がやりたかったカウンターを相手にやられてしまったということも痛かった。ボールポゼッションで上回ってはいたものも効果的な攻撃ができないでいた日本に対してイランは時折鋭いカウンターでゴールを脅かした。先制点を奪われたことがその悪い流れを作ってしまったように思える。
 試合後に中村俊介が語っていたように同点にした後の戦い方が見えてこなかった。結局形が見えないまま勝たなければならないイランの攻撃を食い止めることができなかった。結果論になるかもしてないが試合の流れとして逆転を目指すのは難しかったのではないだろうか。あのまま引き分けでいいという考えで引いて守るという選択肢はなかったか。数々の奇跡を生んできたジーコジャパンも今回は静かに終了の笛を聞かなければならなかった。

チャンピオンズリーグの行方③

エキサイティングな結果だ。チャンピオンズリーグ準々決勝の組み合わせが決まり、われらがインテルは宿敵ミランとの対戦が決まった。忘れもしない2年前の準決勝で苦杯を舐めさせられた相手。今年も公式戦無敗を止められた…。倒さなければならない相手ACミラン。どんな結末が待っているか今から楽しみで仕方がない。大方の予想ではミランが優勢となっているだけに、ミラノダービーを制しその勢いで欧州制覇してもらいたいものだ。
 他の組み合わせはリバプール対ユベントス、リヨン対PSV、そして優勝候補のチェルシーはバイエルンとの対戦となった。
 まずリバプールとユベントスだが、皆が予想するようにやはりユベントスが勝ち上がるように思える。勢いにのっているリバプールだが勢いだけで常勝軍団ユベントスは倒せる相手ではない。好調のルイス・ガルシアが抑えられるとかなり苦しい展開になるだろう。ホームでもし勝利を逃すようなことがあれば残るのは敗退の2文字だけだろう。
 リヨンはまたしてもくじ運に恵まれたようだ。8チームの中では力の劣るPSVとの対戦となった。打ち合いになれば自慢の攻撃力で相手をねじ伏せるだろう。PSVが勝機を見出すとすれば2試合を通じ守りを固め、カウンターやセットプレーでの得点を狙うべきだろう。
 ミラノダービーと共に注目のカードがチェルシー対バイエルンである。チェルシーはくじ運には恵まれていないようだが、ここは突破してくるように思う。マカーイを中心とした攻撃陣は脅威だが、組織されたチェルシーのディフェンスラインにとっては守りにくい相手ではなさそうだ。バルセロナ戦で見せた時折不安定なセットプレーのディフェンスを修正すればチェルシーはまだチャンピオンズリーグの戦いを終えることはないだろう。
 最後にミラノダービー。アドリアーノの負傷が気がかりだがインテルが勝ち残るように思う。ファン心理もはいっているがチャンピオンズリーグに専念できるのインテルのほうが肉体的にも精神的にも上回るはずだ。この対戦キーマンは好調のクレスポか、彼にゴールを奪われなければ…。インテルは欧州を制覇する。

22世代の有名人

22歳といえばまさに学生と社会人との境の世代である。しかしそれはあくまでも一般的peopleの話であり、社会的に活躍している22歳はたくさんいる。 
 そこで我々と同じ年である22歳に目を向けてみたい。
 
●宇多田ヒカル…誰もが知る日本の歌姫。歌番組で年上の司会者相手にタメ語でしゃべってしまうあたりが彼女らしさか。これから敬語の世界に身を置く一般22歳とはまた違う。早くも結婚を果たし女としての幸せも手にしてしまったスーパーな女の子。全米進出が吉とでるか。
●北島康介…アテネオリンピックで2つの金メダルを手にした競泳界のエース。「ちょ~う気持ちいい」で流行語大賞も受賞。さわやかなイメージの反面、クラスにいたら男子生徒の半分には嫌われる空気感を持ち合わせる。キムタクと似た寒さを感じる。
●大久保嘉人…スペインリーグのマジョルカで頑張っている日本サッカー界の期待の星。国見高校時代から同じ世代では圧倒的な存在。ピッチの内外で悪童ぶりを発揮しているやんちゃぼーず。
●深田恭子…「神様もう少しだけ…」でブレイクして以来順調にキャリアを積んできた不思議系天然女優。これから年を重ねていくことを考えるとそろそろ違うキャラでの演技も身につける必要がありそうだ。
●酒鬼薔薇聖斗…8年前に神戸で起きた小学生連続殺傷事件の犯人。警察に送られてきた犯行声明の内容は中学生が書いたものとは思えないものだった。テレビでの速報で事件の犯人が14歳の中学生だということを知った時のあの寒気は忘れられない。
●矢口真里…モーニング娘の2期生。今や中心となってグループを引っ張る存在に。トークも軽快でラジオやテレビでも自分の番組を持つモー娘。最後の壁。
●イアン・ソープ…世界の競泳キング。短距離から中距離までの自由形の第一人者であり、モデルのようなルックスで人気。

アメリの女優最新作・ロングエンゲージメント

メリでブレイクしたあのオドレイ・トトゥの最新作ロングエンゲージメントを見てきた。印象としては見ても損はしない映画といった感じ。中だるみするアクション大作を見るよりよっぽど充実した時間を過ごせた。そもそも劇場で鑑賞すること事態が久しぶりだった。行く度に思うがやっぱり劇場はいい…。
 内容としては戦場に向かった恋人の訃報を信じることのできない主人公のマチルダが真実を追い求めていくといった話。戦場のシーンがしっかり作られているので戦争映画が好きな人にもおススメかもしれない。途中話のつながりが見えなくなり困惑したが後になって分かってきたので安心した。もし、あのまま不透明なままだったらもう一回見て考えなければならなくなるところだった。
 劇場で見たということもあって、鑑賞後は何か胸に強く残るものがあった。それが何かはうまく言い表せないが、いい映画だという証拠なのだろうか。

チャンピオンズリーグの行方

ペインのチームが消えた。昨日、今日行われたチャンピオンズリーグの決勝トーナメント一回戦セカンドラウンドでバルセロナ、レアルマドリードはチェルシー、ユベントスにそれぞれ破れた。2試合の合計のスコアでバルサは4-5、レアルは1-2と1点が重くのしかかった。
 バルサの試合は生ではないが地上波で放送していたので見ることができた。速報などで結果はわかった状態での観戦だったが、評判どおり見ごたえのある試合だった。
 結果としてはチェルシーが4-2と勝利を収めた。前半25分までにチェルシーが3ゴールをあげ、試合を決定づけたと思われた直後にP.Kをロナウジーニョが決め、そして前半38分ロナウジーニョが2点目となるシュートを決めた。この時点ではアウェーゴール方式によってバルサが次に進出する権利をもっていた。しかし、後半の31分にテリーがヘディングを叩き込んでチェルシーを勝利に導いたのである。
 前々から事実上の決勝戦と言われていたこのマッチ鍵を握っていたのは第一戦で勝利をつかんでいたバルサの第二戦の戦い方だった。引き分けでも次に進めたにも関らずバルサはいつもどおりの攻撃サッカーを繰り広げ、まんまとモウリーニョお得意のカウンターで早々と3点を謙譲した。その後ロナウジーニョによって試合は分からなくなり、イエニスタのシュートやプジョルのヘディングなどバルサにもチャンスはあったのだが、やはり結果として前半の25分で勝負はついてしまっていた。
 引き分けでもいい試合を勝ちにいったライカールト。しかし、いくらなんでも両サイドバックのディフェンスの意識はあまりにも低くなかっただろうか。3点ともにサイドバックがらみで点を奪われたのだが、特に1点目と3点目はサイドバックのポジショニングのミスによるものだった。1点目のカウンターは左のファンブロンク・フォルストの裏のスペースをつかれ、3点目はベレッチの絞りが明らかに遅かった。
 彼らの哲学はすばらしく、サッカーファンとして見ていて楽しいサッカーは大いに歓迎だが、それだからこそこの時点でのバルサの敗退は非常にくやしい。戦い方を変えていれば勝利するチャンスは十二分にあったのだから。
 それにしてもダバディの解説に虫唾がはしるのは私だけだろうか…。グジョンセンが世界1のFWとは笑わせてくれる。
 現時点でイングランドのチームが2チーム、イタリアのチームが2チーム、あとはドイツ、フランス、オランダのチームが1チーム準々決勝に駒を進めている。来週にわれらがインテルとポルトの試合が行われ、8チームが出揃うのだが、スペインを除く主要な国のリーグ戦での1位のチームが5チーム(ポルトが勝てば6チーム)進出しており、まさにチャンピオンズリーグの名にふさわしい大会となってきた。
 現在けが人が多く台所事情が苦しいインテルだがなんとか勝利を収めて、次に進んでほしいと願うばかりである。

警察官の階級・昇進

通違反を犯したり、事故を起こさない限り一般市民である我々はあまり警察にお世話になることはない。若い頃に悪いことしてた人には馴染み深いかもしないが…。
 身近にありながらあまりその内部のことはよく知らない警察を舞台としたドラマは数多くあり、その中には踊る大捜査線やケイゾク・古畑任三郎、古くには太陽にほえろなどといった時代に影響を与えるようなドラマもある。
 そんな警察ドラマからのイメージでしか警察の内部というのは想像することができないのであるが。その警察内での階級・昇進などはどうなっているのだろうか。踊る大捜査線での主要なテーマの一つでもある階級・昇進の流れについて紐解いていきたい。

まず、都道府県の警察官採用試験で採用されると巡査となる。
古畑任三郎に登場する今泉慎太郎はこの巡査。

この巡査から巡査部長に昇進するには試験があるのだが、
これになかなか合格できないと、巡査長という役名が与えられる。
これはあくまで巡査。巡査長は階級としては存在しない。
こち亀の両さんはこの巡査長。

巡査が昇任試験に合格すると巡査部長になる。
国家公務員Ⅱ種試験合格者、いわゆる『準キャリア』は採用後、
この巡査部長からスタートする。
後は年功序列式に昇進、試験はない。
青島刑事は巡査部長。

巡査部長から昇任試験にパスすると警部補に昇進。
警部補といえば古畑任三郎。
国家公務員Ⅰ種試験合格者、いわゆる『キャリア』は採用後、
この警部補からスタートする。
後は年功序列式に昇進、もちろん試験はない。
古畑任三郎は年齢からみてノンキャリアからのたたきあげか。

警部補から昇任試験を受けると警部に昇進する。
いわずとしれた銭形警部などで知られる有名な役職。
『キャリア』組は採用から1年以内に警部に昇進する(自動的に) 。

続いての階級は警視
ここからは試験ではなく選考でおこなわれる。
キャリアは25歳から26歳、準キャリアが35歳から36歳ぐらいで昇任。
ノンキャリアは一度も昇任試験に失敗しないで40歳ぐらいで昇任。
この警視からは警察署の署長になれる。
あの室井管理官でおなじみの『管理官』も警視。

警視の上は警視正
ここからは何処にいても国家公務員(警視までは所属によって異なる)。
大きな警察署の署長は大抵、警視正。
署長以外では警視庁の理事官や警視庁の参事官や課長など。
警視正になるノンキャリアは滅多に居ない。

警視正から昇進すると警視長
警視正と警視長をあわせた定員は533名。
警視長は小規模な県警の本部長クラス。
警察庁でいうところの○○管区警察局部長、警視庁の部長クラス。
ノンキャリアがここまでたどり着くのは大出世。

警視長から昇任すると警視監
この中から警察庁長官、警視総監が選ばれる。
警視監の定員は36名(2000年1月現在)。
警視監は大規模な県警本部長、警視庁副総監のクラス。
警察庁の次長や局長、○○管区警察局長、審議官などがこのクラス。

そして、警察官の階級でトップに君臨するのが警視総監
首都・東京都の警察本部長として最も高い階級となっています。

警視総監に対して、警察の階級ではないが、警察のトップとして存在するのが警察庁長官
内閣に近く警察庁、警視庁、各道府県警察本部を指揮・監督するのが警察庁長官。

警察は厳格な階級と役職が対照されている組織。
基本的には軍隊の組織と同じような感じで、
緊急時に混乱に陥らないような組織体になっているとされいる。
誰かが死亡してもその場にいる最も階級の高い者が指揮をとる。

しかし、昨今問題になっているキャリアとノンキャリアの差もハッキリしている。警視まで出世する年齢の開きもひとまわりを越える。

たたき上げのベテラン警部がまだ尻の青いキャリアの警視に命令を受けなければならない現状が存在する。問題は起きるべくして起きているのではないだろうか。