ワールドサッカー狂喜乱舞 -31ページ目

日本の映画は認められたか?

ハリウッドでは今、日本の映画のリメイクが流行っている。ホラーブームの火付け役となった「リング」に続き「呪怨」そして「Shall We Dance」と次々と製作、公開される。

興行収入でも成功を収める日本の映画のリメイク。日本映画はハリウッドに認められたと考えていいのだろうか。

たしかに日本映画の大掛かりではないが心に響く作品が受け入れられたということもあるであろうが、その要因の大きな部分はハリウッドの
「ネタ切れ」
そして作品に対する「飽き」に他ならない。

今まで何千、何万という作品が作られてきて、もはや目新しいテーマというのは出尽くされてしまったに違いない。

レンタルビデオ店で何か映画でも見ようかと思うが、新作のコーナーには今まで見てきたようなハリウッドの作品が並んでいるのを見ると、カバーを見ただけでストーリーなどが想像できてしまい借りてまで見ようという気になれないのである。

そこで目を付けられたのが日本の映画というわけだ。製作費も多くはかからない日本の映画のリメイクはリスクも少ないし取り掛かりやすいのであろう。

迫力のアクションシーンを好むアメリカの映画ファンに「Shall We Dance」のような小さな癒しを提供する映画が受け入れられればなと思う。

日本の教育は正しいか②

「ゆとり」からの脱却に動き出している日本の教育だが、ただ単に今までの教育課程に戻すのでは脳がない。この際、国際的な競争力を考えたときに必要な英語・コンピューターという分野を本気で伸ばしていくことを考えてみてはどうか。

中学校、高校、大学と英語は習うものの実際に使いこなせている人は本当にごくわずかであり、その大部分は帰国子女または長期の留学経験者といった具合である。海外に行ったことのない人で英語を使いこなせる人がいたとしても、その人が学校でその能力を身につけたということはないであろう。そう言いきれるほど学校での英語教育だけでは実を結ばない。

特に聞く・話すといった分野においては授業中に演習を行うことさえほとんどないといった状態である。これでは国際的に通用する英語力がつくはずがない。

本気でやってみるのだ。英語を話せるように聞けるように。相当な時間もかかるし手間もかかる。そもそもそれをこなせる教師がいないだろう。しかし、今や駅前留学できるほどネイティブの外国人が日本に在住している。そういった人達を雇い本当の力を身につけさせる。仕事を失うかもしれない現在の英語の教師からは抗議が殺到するだろうが、そのレベルの英語教師は必要ないのが事実である。

もちろん授業中だけでは不可能なので家に帰った後も英語に触れる必要がある。宿題という形でやらせることになるだろう。ただ、今までの宿題でさえやってこない生徒がより高いレベルを目指す教育についてこれるだろうか。答えはノー。しかし、後でも触れることだが伸びる生徒を伸ばす。国力をいうものを考えたときに落ちこぼれをなくし、底辺を押し上げるという考え方は不要だからだ。

同様にコンピューターにも力を入れる。現在パソコンルームを作り授業を行う学校が増えてきているが、そのほとんどがお遊び程度のことしか学ばせないし、授業時間も少ない。

最近のITベンチャー企業の社長といのは皆若いころからコンピューターに精通していた人ばかりである。コンピューターの知識なくして彼らの成功はありえなかったのである。

今やコンピューターというのはビジネスの一部となっている。それなのに学校では社会にでてから必須となるコンピューターのことはほとんど教えてくれないというのが現状である。

前にも述べたが国力ということを考えた時に底辺の押し上げという考え方は必要ない。それよりもできる生徒を伸ばしていくという教育が必要である。なぜなら、社会に出たときに皆がクリエイティブな仕事や豊富な知識を要する仕事、専門的な技術を必要とする仕事に就くわけではない。そういった仕事につかない人というのは単純作業、つまりさしたる教育が必要ない仕事に就くことになる。

学校にもランクがあるように仕事にもランクが存在し、できる人が社会的に影響を与える仕事に就く。事実、国そしてその経済を左右していくのはごく一部の人間であり、そのごく一部の人間の出来不出来よってその国は動いていく。

本当の天才・秀才を要するアメリカ、中国、そしてインド。これらの国に対抗するためには落ちこぼれをなくす「ゆとり」教育ではなく、エリートを育成する「伸ばす」教育を目指すべきなのではないだろうか。

日本の教育は正しいか

詰め込み主義の批判のもと指導要領の内容が減少に転じた77年以来、授業時間の削減などによって「ゆとり」教育が推し進められてきた。

今や公立学校は週5日制が定着し、子供の土曜日の過ごし方が問題となった。家計にゆとりのある子供は塾に通うことができるが、そうでない子供は時間をもてあそぶことに繋がる。落ちこぼれを減らすためのゆとり教育がよりいっそうの学力の差を生むことになる。家庭が一番裕福な大学は東京大学だという。やはり教育にはお金がかかるということだろう。

国際的な競争力をつけようと考えたとき教育は最も重要なことの一つである。教育の方向性で将来の国の方向性も変わっていくと言っても過言ではないだろう。では今までのゆとり教育は、はたして正しかったのだろうか。

詰め込み教育が自由な発想の妨げになるといった考えを耳にするが、エジソンを思い浮かべた時その考えは必ずしも正しいものではないであろう。「99%の努力と1%の閃き」少し状況は違えど同様のことではないだろうか。

基礎のできていない人に応用ができないのと同じで、基礎・基本のない人から豊な発想が生まれてはこない。新たな物事を発見・発明するには必ず高い水準での知識レベルが必要になってくるし、それは「詰め込む」ほかないのである。

ゆとり教育には他に空いた時間を利用し、親子関係、地域と子供の関係をより密接にしようという狙いがあった。しかし、これも目立った効果はでていないようだ。

国際的な学力調査による日本の順位は低下した。出題傾向の変化によるものだという声もあるが、どんな事情があろうとその事実は変わらない。かつて教育の水準が世界的にトップといわれていたときとは状況が変わっているのは明白である。

そしてここにきて脱ゆとり教育の動きが出てきている。受験に必要な科目数を増やす大学もある。「ゆとり」というよりも「おごり」に近かった日本の教育がまた転機にさしかかった。

横峰さくら


「今までかかってきた分のお金は返してもらわなくちゃ」「今の順位だと賞金はいくらか計算してた」などとスポーツの世界ではあまりコメントされることのないお金のことを恥じる様子もなく公然と話す横峰さくらの「お父さん」。

「3パットを2回もやってパットに助けられたっていう意味が分からない」「うるさい、だまってて!」と一見父親をうざがる仕草は今時の女と変わらない。しかし2人の歩んできた道というのは、ろくに会話も交わさないサラリーマンの父親とその娘のそれとは違う。

自宅を売却し専用のゴルフコースを作り毎日2人で練習を重ねた。試合にはキャンピングカーで向かいそこで寝泊りする。キャディーは父親が勤めてきた。

彼女がもう少し年を重ねた時、あの一見がめつい父親が自分に掛けてきた苦労、情熱がいかなるものだったか理解するだろう。

しかしそこまで徹底した協力をするということはやはり彼女にはそれ相応の才能があり、またそれを父親が見抜いていたということだが、それにしてもいかなる確信を持っていたとしても家族の生活をここまで変えて取り組めるものなのだろうか。「お父さん」は人生を賭けた賭けに勝ったということだ。

今の人気は容姿、実力にプラスして彼女のバックグランド、這い上がってきたというイメージというのが大きいのであろう。

今や人気と実力を兼ね備えたスターとしてスポンサーの契約などで多額のお金を手にいれる横峰親子。本人も宮里藍のように1億円プレイヤーを目指すと公言しているが、それ相応の活躍は見せるだろう。今までの苦労があったからこそこだわりを見せてきた「お金」。

それを手にした親子はこれからどういったゴルフ生活を送っていくのであろうか。今までと同じスタイルでの生活での活躍が見てみたいのは自分だけではないはずである。

核兵器

先日の北朝鮮戦の劇的な勝利。日本中が沸きかえった。そして、その極上の興奮に一役かったのが相手国の北朝鮮の意外な奮闘である。技術的な差を埋めるべくフィジカルを全面に押し出したサッカーで日本の中盤に仕事をさせなかった。

結果はどうあれ、試合が終わった後には北朝鮮に対する友好的なムードが感じられた。北朝鮮なかなかやるな、いい試合だった、といった声がスタジアムから帰る人々からこぼれていた。在日の現役Jリーガーの存在、そして先日の試合、拉致問題などで国民に湧き上がっていた反朝感情が少し引き始めた…。

しかし、今日この友好的な空気に嫌な匂いが放たれた。「我が方は既にブッシュ米行政府の増大する北朝鮮孤立・圧殺政策に対し、自衛のため核兵器を造った。」と北朝鮮が核兵器の製造を初めて公式に宣言したのである。

核拡散防止条約(NPT)では、1967年1月1日以前に核兵器そして他の核爆発装置を製造し、かつ爆発させた国を核保有国として定義している。そして、そのNPT上での核保有国は国連安全保障理事会の常任理事国である米国、英国、ロシア、フランス、中国の5カ国。そしてその後に核の保有を宣言したのがインド、パキスタンである。

核の保有を宣言はしたものの軍事的な意味については疑問な点がまだ多いとされている。まず核爆発実験が行われていない点。実験なしでの核兵器の実用化は難しいということである。

核爆発実験には地中、水中などの選択肢がある。海にも面した北朝鮮だが、日本を含めた他国との距離を考えた時、それがどういった事態を招くかということはさしもの金正日も理解しているだろう。

しかし、現在の日朝関係がこじれ北朝鮮が追い込まれていった時、その選択肢が日本本土に向けられたとしたら…。その可能性を100%否定できない怖さがあの国にはある。そんな最悪の事態を引き起こさないためにも緊張状態にある日朝関係の改善が望まれる。

My Favorite 北朝鮮人

安英学をご存知だろうか。今日行われるワールドカップ最終予選第一戦に北朝鮮代表の一員として出場が予想される在日朝鮮人である。最終予選の組み分けが決まり、日本と北朝鮮が同じグループに入ってからというものの日本のマスコミは連日安英学(名古屋グランパス)、そして同じく在日でサンフレッチェ広島に所属する李漢宰を追い回している。ここ一週間はニュースで彼らの姿を見ない日はないと言っていいほどである。

北朝鮮側が取材規制を引く中、2人は快く記者やリポーターの質問に答えている。何度も彼らのインタビューを目にするうちに彼らが秘める強い思いが伝わってきた。特に年上の安英学は自分の置かれた状況を活かして日朝関係を良くしていきたいという思いを熱い眼差しで語った。自分達、在日朝鮮人には故郷はないと…北朝鮮では在日だと、日本では北朝鮮人だと…。しかし、そんな自分だからこそ日本と北朝鮮の架け橋になれると。その表情から滲み出ていたのは建て前ではない彼の本音。

拉致問題で悪化する日朝関係…罪もなく無慈悲な言葉を投げつけられ、民族衣装のチマチョゴリを破られる女子学生。街を歩いていても一目でそれと分かる彼女らは格好の標的となってしまう。また、民族学校には「爆破」「殺害」といった一連の脅迫。しかも、これは昨日今日に始まったことではない。戦後から続くこれらの理由なき暴力。在日朝鮮人の人権を守るという意味でも安英学にはピッチ外での活躍も期待される。

ブラックジャック

によろしく。一般の民間人である我々が知りえない医療の実態を描き、世間に衝撃を与えた大ヒット漫画である。我々は健康であるとそのありがたさをどうしても忘れてしまう。そして怪我や病気になった時に医療の重要さ、そして怖さを思い知るのではないだろうか。

実際、自分はいまだに手術を要するような大きな怪我や病気をしたことがないのだが、捻挫や骨折の処置の仕方や診断結果でさえ病院によって違うという現状をみると、いざわが身に何かがあったときに安心して治療を受けることができるのか不安な気持ちを持たざるをえない。そういった不安を少しは和らげてくれそうな動きがある。

政府の規制改革・民間開放推進会議が三月下旬に取りまとめる追加答申の原案が明らかになった。医療の質の向上を図るため2005年中に医療免許更新制度の導入を検討するよう提言したのである。医療ミスを繰り返すリピーター医師や、病院内での昇進にしか興味がない医師がいなくなることを強く願う。

ライブドア

ご存知インターネット関連サービスを提供する堀江社長率いるライブドアが東証二部上場のラジオ局、ニッポン放送の株式を35パーセント取得したと発表した。フジサンケイグループの中核企業、フジテレビジョンは同じグループのニッポン放送を子会社化するため、株式公開買い付け(TOB)で株式を買い集めている最中だった。ライブドアはニッポン放送株の追加取得も視野に入れているもよう。フジサンケイグループのメディア事業などとの連携を模索しながら、ネット戦略を推進していくとみられる。

堀江社長が動き出した。新球団設立を後から参入してきた楽天にさらわれ、次のターゲットを探していたのだろう。そこで目をつけたのがニッポン放送というわけか。マスメディアを通じて本業であるネット事業を活性化させていく目論見であろう。

最近ではリクルートが転職サイトのCMを流しているが、考えてみるとテレビやラジオを使ってネット事業の広告などはあまり行われているとは思えない。番組のスポンサーになっているということも少ないようだ。これは自分には不思議なこととして感じられる。ネット上での事業はまずサイトの存在を知ってもらう、そして実際にきてもらうというのが第一歩だろう。しかし、ネットをよく利用する自分は球団再編問題が持ち上がるまでライブドアや楽天の存在を知らなかった。(サイバーエージェントは社長の結婚で知りました)存在が知られなければどんなに優良なサイトであろうと利用されることはない。莫大な資金をかけて新球団を設立するわけであるからテレビCMにかけるお金がないというわけではないであろうし…。

その状況に一石を投じるつもりなのであろうか、ライブドアの堀江社長。出たいから出るというメディアへの露出が確実に自社のPRとなっている。雑誌やテレビに引っ張りだこのホリえもん。「ホリえもんのオールナイトニッポン」が始まるものそう遠くはない。

上原浩治 

どうしてもメジャーに行きたい上原浩治。交渉がまとまらずについに自費でのキャンプ参加となった。FAを待たずしてポスティングでの移籍を希望しているのである。ポスティングというのはFAとは違い希望の球団との交渉は持つことはできずに入札によって一番高い値をつけた球団との交渉のみが認められるといった制度である。今年ドジャースに移籍する中村ノリもポスティングによる移籍である。

1年の浪人を経験し、大学に進んだ上原がFA権を取得するのは34歳。高津が去年36歳で活躍したとはいえ、メジャーで長くやっていこうと考えたとしたとき年をとりすぎている。油ののっている今メジャーに行きたいという気持ちは阪神残留を決めた井川も同じであろう。
これは先日フランスのマルセイユに移籍したもう一人の浩二、中田浩二の場合と似たような境遇である。中田の場合、日本と海外の契約、制度の違いはあったにせよクラブが本人の夢を尊重したかたちとなった。日本人の海外への移籍が日本サッカーの躍進に繋がるサッカー、日本人のメジャー移籍がプロ野球の衰退に繋がりかねない野球。さて、浩次は来年メジャーで投げることはできるのだろうか。

nakata海外移籍

中田がフランスリーグのマルセイユに移籍することになった。元日本代表監督のトルシエの誘いで実現した。驚くべきは移籍金がゼロという点だ。そこには日本と欧州との移籍の制度の違いが存在する。

日本の場合、契約満了後30ヶ月以内なら移籍金を要求できるが、欧州ではボスマン裁定以後、契約期限切れの選手の移籍には移籍金が発生しない。よって2月に契約が切れる中田浩二の移籍には移籍金が発生しないのである。制度の違いにより日本では複数年契約を結ぶ慣習がない。契約期限切れ寸前の現日本代表選手が移籍金ゼロ円で移籍してしまう。

今まで面倒みてきた選手が移籍したいからする。そして、できてしまうこの現状に異議を申し立てる意味でも鹿島は簡単に中田浩二の移籍を成立させたくはなかっただろう。しかし、我々ファンとしては多くの日本人選手が海外で活躍すること期待してしまうものだ。